January 08, 2006

第100回「デジタル一眼レフ」

今回のデジカメ入門は、デジタル一眼レフについて説明します。昨年は、デジタル一眼レフカメラがブレイクした年でした。10万円以下で買える機種が続々と登場し、ほとんどのデジカメメーカーが低価格モデルを提供しています。また、女性のデジタル一眼レフユーザーが増えたのも大きかったと思います。


デジタル一眼レフとコンパクトデジカメの違いはいくつかあります。その特徴的なものを以下の2点に絞って説明します。

1)レンズ交換ができる

2)画質がきれい


まずはレンズ交換についてです。コンパクトデジカメに搭載されているレンズは1つです。当然ですが、交換ができません。従って2倍ズームとか3倍ズームという性能をこれ以上に上げることはできないのです。一方、デジタル一眼レフでは、(デジタル一眼レフに合う)レンズを自由に交換することができます。その種類は主に広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズ、マクロレンズの4つ。これにより、撮影の幅は飛躍的に広がります。それぞれのレンズの説明は、第62回「デジタル一眼レフのレンズの種類」で行っていますので、そちらをご覧ください。


続いて画質についての説明です。一般的にデジタル一眼レフは画像素子が大きいため、コンパクトデジカメよりも画質がよくなります。現在のデジタル一眼レフの画素数は800万画素以上が標準的になっています。A3プリントをしても、画質が落ちないくらいの高画質を楽しむことができます。


また、使用するレンズにも左右されることがありますが、きれいなボケを楽しむことができます。F値の小さい明るいレンズを使用すると、焦点の合ったメインの被写体以外のところがきれいにぼけるので、とても美しい写真に仕上がります。私も初めて一眼レフを使用したときのこの感激を今でも忘れません。


「デジタル一眼レフ」感動写真の撮り方教えます ~撮影もプリントもやさしくマスター

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December 25, 2005

第99回「雪の撮影」

今回のデジカメ入門は、雪の撮影についてです。被写体としての雪は、実はやっかいなものなのです。以前からお伝えしている通り、デジカメは、真っ白いものや真っ黒いものを撮影するのが苦手なのです。デジカメは白いもの、黒いものはグレーに撮るという習性があるためでしたね。雪を雪らしく、白く写すにはどうしたらよいでしょうか。


そうです。露出補正をするのです。雪の撮影をするには、露出補正をプラス0.7~1.3くらいの範囲で設定することをおすすめします。デジカメにお任せのオートで撮影すると、白いはずの雪がグレーっぽく写ってしまいます。これは先ほどの説明の通りです。そのため、露出補正をプラスにして、画面全体を明るくするのです。


光の加減でもずいぶん写り方が違います。雪がつもった後、太陽が出ている時に撮影するときは、斜光(斜めから光りが当たること)にして写すのがよいでしょう。雪の凹凸などにより、立体感が出て、ボリュームのある写真が撮れます。


もう一つ、雪の中での撮影では、水滴に注意する必要があります。デジカメは精密機械ですので、水にはとても弱いものです。防水機能のあるデジカメであれば、問題ありませんが、そうでないデジカメをスキー場や雪のある所で使う場合は、水中撮影用のケースをお使いになることをおすすめします。これで防水対策はばっちりです。

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December 19, 2005

第98回「年賀状の写真」

今回のデジカメ入門は、年賀状の写真についてです。デジカメの普及とともに、年賀状に自分で撮影した写真を使う人がさらに増えています。お年玉付き年賀はがきも、インクジェット用のものが多く出回っています。自宅のプリンタで印刷するという人も多いでしょう。年賀状に使う写真には、1)家族の写真、2)ペットの写真、3)風景写真がよいと思います。


1)家族の写真

やはり定番です。特に子供の写真を年賀状にする人は多いと思います。また、夫婦の仲むつまじい写真を送るのもいいでしょう。そんなときに気をつけたいのは、季節感です。夏に撮った写真よりも、秋~冬に撮ったものを使うほうが無難です。ただしハワイやグアムなど、ビーチリゾートのものは、年賀状にしてもよいでしょう。撮影のポイントは人を大きくとらえるということです。よく、旅行の記念写真で、背景の建物を大きく撮り、人は豆粒のような写真を見かけます。これは年賀状にしないほうがいいでしょう。


2)ペットの写真

最近のペットブームで、自分の飼っている犬や猫の写真を年賀状にするのもよいでしょう。いつ見ても、かわいいペットの写真は癒されるものです。年賀状を受け取った人も、正月にゆっくりとかわいい写真を見ることができるのでおすすめです。さらに、ペットの写真には、フォトレタッチソフトでいろいろと飾りをつけることをおすすめします。人の写真の場合はなかなかやりづらいものですが、ペットの場合、ちょっとした茶目っ気を出すのもいいと思います。


3)風景写真

年賀状の風景写真でおすすめなのは、富士山の写真です。縁起のよいものとして人気のある富士山。やはり冠雪している冬の富士山がいいですね。また夜明けの写真もよいでしょう。これは初日の出を連想させます。ただ、太陽だけでなく、海、山などと組み合わせたいですね。


話は変わりますが、年賀状に写真を入れたい方は、ネットで写真入り年賀状を申し込むのもよいでしょう。


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December 12, 2005

第97回「冬の被写体」

今回のデジカメ入門は、冬の被写体についてです。私が一番おすすめなのは、やはりイルミネーションです。空気がきれいな冬は、ほこりやちりが少ないので、撮影には向いています。それにクリスマスなどのイルミネーションが各地で行われていますので、その被写体には事欠きません。必要なのはデジカメと三脚のみ。場合によっては、三脚も不要かもしれません。最近流行の手ぶれ防止装置付きのデジカメであれば、簡単な夜景を写すことができます。しかし、本格的にイルミネーション撮影を楽しみたい場合は、やはり三脚を準備しましょう。


続いて、雪です。雪国の人たちはうんざりという感じもあるかもしれませんが、都会の人にとって、雪は格好の被写体です。遠くに出かけなくとも、年に2~3回は積雪があると思います。そんな時はデジカメを持って出かけましょう。雪の撮影で気をつけたいのは露出です。何回もお話しているとおり、デジカメは白いものも黒いものもグレーに写す特性があります。露出を間違えると、灰色のくすんだ雪になってしまうので、プラスの補正をして、明るい画面構成にしましょう。多少白トビしていても大丈夫ですよ。


最後は、夕方の空をおすすめします。秋の空は、真っ赤に焼けた雲を中心に撮影することが多いのですが、冬の夕方は雲が出ていることが少ないと思います。逆に晴天のまま暮れてゆくことが多いのです。まだ暮れきっていない濃い青色の空を撮影してみてください。そんなときに脇役に添えたいのが、月やビルです。月はちょうど西の空に出ている時を狙いましょう。満月や三日月であればよけいに絵になります。またビルをを撮影すると、暮れかけた紺碧の空と窓明かりとの対比を楽しむことができます。


冬の撮影では、防寒に注意する必要があります。昼間は暖かくても、夜になると冷えることが多いからです。暖かい服装に、手袋、マフラーなどは忘れないようにしたいものです。さらに夜の撮影には、小さいライトを持って行くことをおすすめします。暗い所でデジカメの表示を確認する際などに役立ちます。


日本の冬・撮影ガイド


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December 04, 2005

第96回「レンズフードの効果」

今回のデジカメ入門は、レンズフードの効果についてです。レンズフードとは、一眼レフデジカメや高級コンパクトデジカメに装着するレンズの日よけです。多くのレンズフードは、レンズにねじ込む形で装着します。形は丸形と花形があり、花形の方が光を遮りやすくできています。


このレンズフードですが、光を遮るための日よけで、逆光の時に効力を発揮します。太陽にレンズを向けると、画面が非常に明るくなります。しかし光が画面に入ってしまうと、ゴーストという現象が起きてしまいます。ゴーストとは英語でお化けという意味ですが、お化けのように写真に点や丸となって写りこんでしまうのです。そうなると写真も台無しになってしまうので、このゴースト防止のためにレンズフードを使うわけです。


もう一つ逆光で撮影する際の現象として、フレアというものがあります。フレアとは、画面全体が明るくなりすぎて、コントラストが無くなってしまう現象です。非常に締まりのない写真になってしまうので、これも避けなければいけません。このフレア防止にもレンズフードは役立ちます。


上記のように、逆光撮影に効果を発揮するレンズフードですが、注意点が一つあります。レンズにきちんとセットしないと、ケラレという現象が起きてしまいます。ケラレとは、写真にレンズフードの影が写ってしまうことです。ねじ込みをきちんと行い、きれいな写真を撮りたいものです。


交換レンズ (2005)


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November 28, 2005

第95回額縁構図法」

今回のデジカメ入門は、ちょっと変わった構図の取り方です。風景写真を撮る際、さまざまな構図が考えられますが、普段と違う構図を試したいというときに便利なのが、額縁構図です。例えば、寺院の庭を撮影するとします。その際、単純に庭園を撮影するのもよいのですが、建物の中から庭を撮影するとき、壁や柱、ふすま、障子などを枠になるようにして撮影するのです。


デジタル写真館ドットコムのギャラリー「紅葉・京都洛北」にそのサンプルがありますので、こちらをご覧になってみてください。この写真は、京都・圓光寺の庭を撮影したものですが、障子を額縁のようにして撮影しています。こうすると、額縁に納まった庭の絵のような構図になるのです。


また、斜めに構図を構えてみても、おもしろい写真が撮れます。こちらは、ちょっとどきっとするような写真になりますので、オーソドックスなスタイルを希望している方は避けた方がいいかもしれません。


これらの構図法を使うと、平凡になりがちな構図に変化をつけることができ、撮影のバリエーションが広がると思います。お試しください。


デジタル写真館ドットコムのギャラリー「紅葉・京都洛北」には、このほかにも京都の紅葉写真を載せていますので、ぜひご覧ください。リンクはこちらです。


映像カメラマンのための構図完全マスター―誰も教えてくれなかった画作りの“秘訣”を解き明かす

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November 21, 2005

第94回「三脚が無い時の対応」

今回のデジカメ入門は、三脚が無い時の対応について説明します。以前から何度もお伝えしていますが、風景写真を撮るポイントの一つが三脚です。風景写真の撮影では、絞りを絞ってパンフォーカスにすることが多いので、自然とシャッタースピードが遅くなります。そのため手持ち撮影では限界があり、三脚を使用する必要があるのです。


しかし、三脚を持っていない場合や、三脚を使えないシチュエーションがあるのも事実です。私も京都の寺社に出かけることが多いのですが、三脚の使用を禁止しているところも多いのです。そんな時の対応をお教えしましょう。基本はデジカメの動きを固定するということがポイントになります。


まずは、ストラップの利用です。通常は首に下げて使うことの多いストラップですが、三脚が無い場合は腕に巻き付けて使うと結構固定することができます。2~3回腕にぐるぐると巻き付けて、デジカメと腕、ストラップを一体化するようなイメージです。


続いては物の利用です。壁・柱や欄干などがある場合は絶好のチャンスです。壁・柱の場合は、体ごともたれかかり、デジカメも一緒に壁・柱にくっつけます。そうすると手ぶれを抑制することができます。また橋の欄干などがあれば、その上にデジカメを置いて撮影するのです。これも結構安定感があっておすすめです。


最後に三脚の代わりとなるグッズを紹介します。最近おもしろいグッズとして注目しているのが、ヨドバシカメラオリジナルの「ボ撮ルンです」。これはペットボトルのふたとデジカメ用のネジが一緒になったアイディア商品です。この「ボ撮ルンです」とペットボトルがあれば、ふたの代わりにこの「ボ撮ルンです」を付けて、その上にデジカメを乗せます。そうすると、三脚を使ったようにデジカメを固定できてしまうのです。これもおすすめです。


以上、三脚が無い場合の対応をご紹介しましたが、風景写真の基本は三脚利用です。今回お話した内容は、あくまでも緊急手段ですので、その点をご了解ください。


東京の消えた風景


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November 13, 2005

第93回「料理の撮影」

今回のデジカメ入門は、料理の撮影についてです。料理本やグルメの本に載っている写真はとてもおいしそうに見えますね。どんな風に撮ったらおいしそうにみえるのでしょうか。ポイントは光と構図です。


まず光についてです。料理の写真を撮る時はライトに気を配りましょう。蛍光灯は使わずに、白熱灯を使用するのがよいでしょう。蛍光灯だと、白っぽく写ってしまい、標本のような写真になってしまいます。白熱灯を使うと、ちょっと赤っぽい光ですので、暖かみのあるおいしそうな写真に仕上がります。レストランでは、たいていこの白熱灯を使っており、料理を美しく見せるようになっています。ろうそくを使うというのも、雰囲気作りには最高です。


フラッシュを使うかどうかは、ケースバイケースです。暗い部屋ですと手ぶれが起きますので、フラッシュを使うのがよいでしょう。でもあまり光が強すぎると、料理の雰囲気を壊してしまうことがあるので注意してください。外付けフラッシュを使って、間接光を当てるのもムードを出すにはいい方法です。


次に構図です。料理全体を写すよりは、一部を大きく撮影するのがよいでしょう。特に一番おいしそうな部分を中心にして、画面一杯に撮影するようにしましょう。おおにして初心者は、皿全体を写したがるのですが、やはり画面からあふれるような構図がおいしそうに見せるコツです。


撮影のアングルにも気を配りましょう。真正面では、おもしろくありません。斜めから撮りましょう。また、マクロモードやマクロレンズを使って、近接撮影をすると、迫力のある料理の写真が撮れます。この場合も、画面から素材があふれるようにするとおもしろい構図になりますよ。


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November 06, 2005

第92回「室内ポートレート撮影」

今回のデジカメ入門は、室内のポートレート撮影について説明します。室内撮影の一番のポイントは光源です。自然光、蛍光灯、白熱灯などが考えられますが、光によって撮影のしかたが変わります。一番撮りやすいのが、自然光です。昼間、太陽が出ていれば、その光を使って撮影するのが一番よいでしょう。蛍光灯や白熱灯を光源とする場合は、ホワイトバランスに気をつけてください。


通常、室内でのポートレート撮影は、フラッシュを使うことになると思います。ただし、先ほど述べたように自然光を使う場合は、フラッシュを使用しないほうが自然な肌色が出ますのでおすすめです。蛍光灯や白熱灯の場合は、フラッシュを使ってください。デジカメに内蔵のフラッシュでもかまいませんが、私は外付けのフラッシュをおすすめします。光量が大きいので明るい写真になるとともに、間接光など、演出を楽しむことができるからです。


さて、室内ポートレート撮影でもう一つ気をつけたいのは、窓です。窓を背景に撮影する場合があると思います。窓を背景に撮影すると、画面全体が明るくなるという印象がありますが、実は逆です。逆光のイメージになってしまうので、メインの被写体である人の顔が黒くなってしまうのです。この点は要注意です。これを防ぐためには、窓を背にして撮影するか、もしくはフラッシュで光りを補う必要があります。どちらを選ぶかは、カメラマンの意図次第ですが、自然な感じを出したい場合は順光(窓を背にする)、ダイナミックな作風にしたい場合は逆光(窓を背景)にするのがよいでしょう。


秋から冬にかけては、太陽の日差しも柔らかくなります。自然な太陽光を使って室内撮影も楽しんでみてください。


実践ポートレート撮影―「絵になる場所」の探し方、「いい光」の見つけ方・作り方


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October 30, 2005

第91回「秋の被写体」

今回のデジカメ入門は、秋の被写体選びについてお伝えします。夏の間、被写体が少ないと思っている私は毎年秋になると写真撮影を再開します。秋は被写体がとても多い季節と言えます。


まずは花。秋の花はいろいろありますが、私個人としては可憐な小さめの花を選ぶことが多いようです。華やかは春、陽気な夏と比べて、秋の花はやはり落ち着きのあるものが多いような気がします。特に桔梗など紫の小さめの花はとてもフォトジェニックだと思います。


続いて秋の空。「天高く馬肥ゆる秋」と言うように、食べ物がおいしく、空が高く澄んでいるのが秋ですね。他の季節に比べて、空の青さは引き立っているように思います。やはり秋に関する被写体を主役にし、真っ青な空を背景にする写真がいいですね。もう一つ、空を入れる時は、できるだけ順光にしてPLフィルターを忘れないようにしましょう。


最後に紅葉です。晩秋の一番の被写体と言えるでしょう。日本は南北に長いので、北から始まる紅葉は、長い期間をかけて南下してゆきます。人によっては、1シーズンにいろんなところの紅葉写真を撮るという人もいるようです。紅葉撮影のコツについては、第37回で説明していますので、こちらをご覧ください。

ローレンシャンの秋―カナダ・ケベックの森が燃えるとき

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October 23, 2005

第90回「デジタルズーム」

今回のデジカメ入門は、デジタルズームについて説明します。デジカメ、特にコンパクトデジカメには、ほとんどの機種にデジタルズーム機能が搭載されています。このデジタルズーム、通常のズーム(光学ズーム)とはかなり違いがあります。この違いを理解しておくことが必要です。


まず光学ズームは、レンズの焦点距離を変化させてズームを行います。従って画質はそのままで被写体を大きくしたり、全体をとらえてたりすることができます。通常のコンパクトデジカメは、3倍程度のズームが多く、レンズの性能によってズーム倍率が決まってしまいます。


一方デジタルズームは、レンズ系で焦点距離を変化させるのではなく、デジカメ内部の画像処理で、写真の大きさを変更します。つまり情報量はそのままで、デジタル画像処理によって、写真を拡大したり縮小したりするのです。従って、大きく拡大すると、画像が粗くなってしまうという欠点があります。一方で、レンズの性能に左右されることなく、10倍、20倍という高倍率のズームをすることができます。


整理すると、画質を確保したい場合は光学ズーム、画質は多少悪くても、とにかく高倍率のズーム撮影をしたい場合はデジタルズームを使用するというのがポイントです。

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October 16, 2005

第89回「デジタルズーム」

今回のデジカメ入門は、スポット測光についてお話します。測光というのは、カメラが被写体の明るさを測り、自動的に最適な露出を計算することを言います。カメラが決めた露出というのは、画面全体の明るさを見て判断しますので、全体が黒っぽいと明るくしようとしますし、全体が白っぽいと暗くしようとします。これは露出のところでお話したことと同じです。デジカメは、どんな被写体でもグレーに近いように写してしまうということでしたね。


これを防ぐためには、露出補正ということも考えられますが、もうひとつスポット測光が効果的です。スポット測光というのは、画面全体の明るさではなく、メインとなる被写体の明るさだけを測光して、露出を決めるというものです。


よく、何もしていないのに、画面全体が暗くなってしまったり、逆に明るくなりすぎたりする経験があると思います。これはカメラが全体を測光して、自動的に露出を決めているためなのです。ここでスポット測光を行えば、メインの被写体の部分だけ明るさを測定しますので、その被写体に合った明るさを設定してくれるのです。


ほとんどの一眼レフデジカメには、このスポット測光が装備されています。コンパクトデジカメでも、中級機以上になれば設定されているものがあるので、カタログなどでチェックしてみるとよいでしょう。


測光モードの攻略―比較写真で「多分割測光」のすべてがわかる!

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October 09, 2005

第88回「水平線・地平線の撮り方」

今回のデジカメ入門は、水平線、地平線の撮影についてお話します。水平線や地平線は、これだけでも十分に絵になる被写体です。空と海、空と地面の境目というのは、見る人の心にとても印象深く映ります。さらに自然、人工物との組み合わせでもおもしろい写真が撮れます。


まずは水平線です。朝日や夕日とともに写すとさらに力強く感じます。特に空が焼けていると、感動的な写真が撮れるでしょう。夕焼けの撮り方については、第82回「夕日の撮影」を参照してください。また、海や湖に浮かぶ船を入れてもよいでしょう。この場合のコツは、あまり船を大きく入れないことです。端の方に小さめに入れるとワンポイントとなってよいでしょう。あくまでも主役は水平線なのです。


次に地平線です。こちらも太陽を入れると印象的な写真に仕上がります。また、地平線の場合は建物を入れるとおもしろい構図ができます。小さな一軒家や、近代的なビルなどが被写体としてよいでしょう。木を入れるのもよいと思います。秋や冬をテーマにした写真であれば、木をシャドー気味にして撮ると物寂し気な雰囲気を出すことができます。


水平線、地平線ともに、広角レンズで撮影すると、まっすぐではなく丸みを帯びた形になります。写真にすると、おもしろい形ですので、形の妙を楽しむのもよいと思います。また、これは鉄則ですが、水平線、地平線を写真の真ん中に配置しないということです。空と海、あるいは空と地面は7:3くらいの比率にして撮影するのがコツです。


白い家々への道―CM撮影日記・エーゲ海篇


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October 02, 2005

第87回「小物の撮影」

今回のデジカメ入門は、小物の撮影方法をご紹介します。家にある小物、例えば時計、貴金属類、趣味で集めているコレクションなどです。最近はフィギュアなども人気の小物になっていますね。これら、自分の持っている小物やコレクションを写真に撮っておきたいという人は多いと思います。どうせ撮るなら、きれいに撮りたいものです。そこで、いくつかのコツをご紹介します。


まず大切なのは照明です。室内での撮影となりますので、照明には気をつけたいところです。できればカメラ撮影専用のライトを使いたいものです。それができない場合は、外付けのフラッシュを使うことをおすすめします。外付けのフラッシュを使うと間接照明ができ、柔らかい光を出すことができます。部屋の蛍光灯で撮影すると、雰囲気がそこなわれてしまうのでやめたほうがよいでしょう。


次に大切なのは背景です。屋外の撮影の場合、木や空などを背景に選ぶことができますが、室内の場合は自分で設置しなければなりません。撮影用の背景幕などを使うのもよいのですが、簡単にできるおすすめの方法は大きめの画用紙を使うことです。自分の好きな色の画用紙をできれば複数色準備してください。気分によって変えるものおもしろいからです。この背景の紙は、上部をしっかりと止めて、なだらかなカーブを描くように設置してください。その上に撮影したい小物の被写体を置くのです。


最後のポイントは、デジカメ側です。一眼レフデジカメをお持ちの方は、マクロレンズを使ってください。コンパクトデジカメをお持ちのかたは、デジカメの設定をマクロモードにしてください。至近距離から画面一杯に被写体を入れるようにします。絞りは開いて、手前の部分にピントが合うようにします。後方は少しぼけますが、それがまた雰囲気を出してくれてよいのです。


室内で撮る花のポートレート


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September 25, 2005

第86回「フィルターの活用」

今回のデジカメ入門は、フィルターの活用について説明します。以前、第9回でフィルターの説明をしたことがあります。ここでは市販のフィルターを中心に話をしました。今日はまず、自家製フィルターの活用について説明したいと思います。


ソフトフィルターというものがあります。写真全体をふんわりとぼかしてしまうフィルターで、幻想的な雰囲気を出すことができます。このソフトフィルターを自分で作ってしまうことができます。これには、磨りガラスや家庭用のラップ、さらにはクリアファイルが役に立ちます。これらをレンズの前にかざすだけで、ソフトフィルターと同じ役目を果たしてくれます。


磨りガラスはちょっと難しいかもしれませんが、ラップやクリアファイルであれば、どの家庭にもあると思います。ラップは適当な大きさに切って、レンズのを覆うようにするとよいでしょう。クリアファイルも、10センチ×20センチくらいの大きさに切り、レンズの前にかざします。これだけでOKです。この場合、ラップは画面全体をぼかす感じが出せます。一方クリアファイルは、画面の一部(例えば下3分の1など)をぼかすことができます。


クリアファイルのフィルターは、もう一つ役に立つ使い方ができます。風景写真を撮っていて、画面の中にじゃまな被写体がある場合です。例えば山の写真を撮りたいのに、家の屋根や車などがじゃまになってしまう場合です。こんな時にクリアファイルのフィルターを使いましょう。じゃまな被写体をこのフィルターでぼかしてしまうのです。そうすると、山の写真とぼかした部分(隠した部分)が何とも言えない雰囲気を出してくれて、一石二鳥になります。ぜひお試しください。


フィルター風景術―麻賀進のフィルター攻略マニュアル


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September 18, 2005

第85回「RAWモードで撮影する」

今回のデジカメ入門は、RAWモードでの撮影について説明します。デジカメで撮影した写真は、通常JPEG形式というフォーマットで保存されます。この形式では、撮影と同時にデジカメ内部で画像処理が行われ、パソコンに入れればそのまま見ることができます。一方RAW形式では、撮影時には画像処理が行われず、すぐには見ることができません。パソコンに入れてから、画像処理ソフトを使って「現像」することで実際に写真を見ることができるようになります。


このRAW形式のメリットは、画像処理をしてもきれいな画像が保存できるということにあります。JPEG形式の場合は、画像処理をするたびに写真が劣化してしまい、それを何回も繰り返すととても汚い画像になってしまいます。しかしRAW形式の画像は、加工するためにできたようなファイル形式ですので、画像処理を加えても画像がきれいなままです。画像処理をよくやる人は、JPEG形式よりもこのRAW形式で撮影することをおすすめします。


一方RAW形式のデメリットは、ファイルのサイズが非常に大きいということです。JPEG形式はファイルが圧縮されていますので、小さいファイルサイズとなりますが、RAW形式では加工しないままの生のファイルですので、とても大きいファイルとなってしまうのです。3~5メガバイトにもなる場合がありますので、メモリーカードは大きな物を使うようにしてください。


Photoshop Elements2.0 300の技―デジカメ写真・Web画像処理のテクニック満載!


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September 11, 2005

第84回「三分割法」

今回のデジカメ入門は、三分割法について説明します。三分割法というのは、写真の構図を決めるパターンの一つです。元々は絵画の構図のバランスを取るためのやり方として古くから使われてきていますが、写真の構図でも同様に使えるのです。


やり方は以下の通りです。写真を撮る際、ファインダーに写った画像に画面の縦横をそれぞれ三分割する格子を想定します。そうすると画面の中に四つの交点ができますね。この四つの交点のどれかの位置に、主役となる被写体を持ってくるという技です。このやり方は、縦構図、横構図のいずれでも使うことができます。


初心者がよくやるのは、被写体を中央に持ってくるやり方です。これは「日の丸写真」と呼ばれて、面白みのないものになってしまいます。これに対して、三分割法を使うと、動きのある構図になります。


ポイントは二つです。まず、四つの交点のうちどこかの位置に必ず主役となる被写体を置くこと。もう一つは、その被写体にきちんとピントが合っていることです。この二つができていると、写真がかなり上手に見えます。


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September 04, 2005

第83回「ピント合わせのコツ」

今回のデジカメ入門は、ピント合わせのコツについて説明します。現在、市場に出ているデジカメはほとんどがオートフォーカスのもので、自動でピントを合わせてくれます。しかしオートフォーカスとはいえ、ピントを合わせるにはそれなりのテクニックが必要になります。


まずは一点にフォーカスを合わせたい場合、非常に難しくなります。例えば花のアップの写真を撮ったり、人の顔のアップで、目にピントを合わせたい場合などです。花のアップを撮る場合、一番落ち着くのがシベにピントを合わせることです。花びらにピントを合わせがちですが、これだとちょっと不安定な画像になってしまいますので注意が必要です。


また、人の目にピントを合わせる場合、黒目をきちんととらえましょう。さらに顔が斜めに向いている場合は、手前の目にピントを合わせることが重要です。写真にとても落ち着きが出ます。一点にフォーカスするときは、少しカメラがずれただけでもピンぼけになる可能性がありますので、三脚の使用をおすすめします。三脚は、手ぶれを防ぐとともに、ピント合わせを楽に確実にしてくれるという効果があるのです。


一方、風景写真など広い範囲にピントを合わせる場合は、どこに重点を置くかをはっきりしておく必要があります。そのピント位置がずれていると、ぱっと見ただけではわかりませんが、大きく伸ばした写真を見たときに違いが歴然とします。例えば大きな野原にある一軒家を主役にして撮影したいとします。野原にピントが合ってしまうと、家を主題にした意味がなくなってしまいます。


また、風景のみを撮影する場合、画面の下から3分の1程度の位置にピントを置くと、写真全体がとても引き締まります。このように、広い範囲にピントを合わせることをパンフォーカスと言いますが、このパンフォーカスの場合は、写真を引き伸ばした時にピントの善し悪しが出ますので、ピントのチェックしたい人は大きめに写真を現像するとよいでしょう。


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August 29, 2005

第82回「夕日の撮影」

今回のデジカメ入門は、夕焼けの撮影についてです。夏から秋の夕空は、赤く焼けることが多くなります。夕焼けの写真を見たことがあると思います。赤がとても鮮やかに写り、非常に印象的な写真になりますね。そんな夕焼けの写真を撮るコツをお伝えしたいと思います。デジカメで撮る夕焼けというのは、実際に目で見る夕焼けよりも赤く写る特性があります。空を見て、そんなに焼けていないな、と思ってもデジカメで撮影すると意外と赤く写りますので、あきらめずに試してみてください。

さて、夕焼けの撮影には、実は雲の多い日がいいのです。快晴のほうが夕焼けにはいいと思いこんでいる人が多いと思いますが、快晴の日というのは真っ赤にはなりません。赤く染まるのは太陽の光を受けた雲だからです。その雲が無いと、それほど空は赤くならないのです。天気でいえば、晴れのち曇りくらいが一番いいかもしれません。

夕焼けを撮影するタイミングですが、太陽が沈む直前から直後の5分~10分が勝負です。特に太陽が沈んだ後には、雲が茜色に染まり美しくなるのです。この時間帯の前でも後でもいけません。デジカメを構えて、じっと時がくるのを待ちましょう。

デジカメ側のコツについても、いくつかあります。まずはホワイトバランスです。夕焼けを撮影する時は、ホワイトバランスを曇りに設定しましょう。晴れやオートで撮ると、思ったよりも赤みが出ません。曇りにすると、夕焼けが一番鮮やかに写ります。

また、フィルターを使うのも効果的です。おすすめなのは、レッドエンハンサーとトワイライトレッドという2種類のフィルターです。レッドエンハンサーは、夕焼けだけでなく、紅葉の撮影でも赤を強調することができます。赤みの強さが数段階選ぶことができます。また、トワイライトレッドは、夕方を撮影する専用のフィルターだと思っていただいて結構です。フィルターは人工的でいやだという人もいますが、写真は作品ですから「赤く写したい」という撮影者の意図が入ればいいと思います。

今日から始める一眼レフの基本テクニック―初心者のための完全マスターガイド

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August 21, 2005

第81回「海辺の撮影」

今回のデジカメ入門は、海辺の撮影について説明します。夏休みも終盤に入りましたが、まだまだ海やプールはにぎわっています。これから海水浴に行こうという人も多いことと思います。やはり海にもデジカメを持って行きたいですね。こんな時の注意事項と撮影のコツについてお話します。


まず、気をつけたいことです。デジカメは水に弱いのです。電子機器の固まりみたいなものですから、水しぶきには十分注意しましょう。間違ってもそのまま水中撮影なんてことはいけません。最近は防水機能の付いたデジカメもありますので、それを活用するのも手です。またどうしても水中撮影がしたいという人は、水中撮影用のケースが出ていますので、そちらを使ってみてください。


もう一つ注意したいのが、砂です。海辺は風が強いので、知らないうちに砂が舞っています。この砂がデジカメの中に入らないように注意しましょう。撮影時はやむを得ませんが、撮影が終わったらケースに入れるなどの配慮をしてください。また、一眼レフデジカメの場合は、レンズ交換をするときに注意が必要です。絶対に砂が入らないように、風の無いところで行うなど、気をつけてください。


さて、海辺での撮影のコツです。海水浴に行く場合、晴れている時が多いでしょうから、太陽の位置に注意してください。海や空の青さを強調した写真を撮りたい時は、必ず太陽を背にして撮影してください。いわゆる順光での撮影です。この時PLフィルターを使用すると、より効果的です。風景写真として撮る場合は、人が入らないように注意してください。


海辺の人物を撮影するポートレートの場合も太陽の位置に注意です。逆光で撮影する場合は、人の姿が黒くなってしまうので、フラッシュを使用することをおすすめします。これは日中シンクロという機能です。必ずデジカメのフラッシュを強制発光にしてください。また、海をバックにして人を撮影する場合は、水平線の位置に注意してください。胸から上の位置に水平線があると、何か見ていて疲れる写真になってしまいます。水平線の位置が人の腰から下になるようにしてください。そうすると全体的に落ち着いた写真になります。


花と心をかよわせて―初心者のための写真表現


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August 14, 2005

第80回「定点撮影」

今回のデジカメ入門は、定点撮影について説明します。定点撮影というのは、同じ場所で時間を変えて被写体を撮影するということを指します。例えば、季節ごとにある建物を被写体として撮ると、春は桜が写っていたり、秋は紅葉をバックに撮影できたり、冬は雪景色を撮ったりと、同じ被写体にもかかわらず、非常に変化に富んだ撮影をすることができます。


つまり行きつけの場所を決めて、そこを撮り続けるということですね。私の場合、京都と横浜がこの定点撮影の場所になっています。特に京都は、美しい被写体が多いので、同じ場所に何度行ってもあきることがありません。その季節ごとに違った表情を見せてくれるからです。例えば清水寺や龍安寺などは、京都を訪れると必ずと言っていいほど立ち寄る場所になっています。これら2カ所とも、春は桜、秋は紅葉がとても美しい場所なのです。京都に住んでいる人は、四季折々に変化する街の形を撮影している人もいます。うらやましい限りです。


しかし定点撮影は、別に京都のような観光地に限る必要はありません。近くにある公園でもいいし、建物を撮影してもよいでしょう。要は、同じ被写体をいかに変化させて、違う雰囲気を出すかということなのです。これは四季による変化がある日本の特権かもしれません。


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August 07, 2005

第79回「水族館での撮影のコツ」

今回のデジカメ入門は、水族館での撮影について説明します。夏休みを迎えて、子供連れで水族館に出かける人も多いと思います。水族館での撮影は、一つコツをつかむととてもおもしろい世界を写し出すことができるのです。水族館の撮影でよく見るシチュエーションに、水槽の前でフラッシュ撮影というのがあります。定番といえるかもしれませんね。でもこれをやると、水槽にフラッシュの陰が写ってしまい、肝心の魚も見えなくなってしまうことが多いのです。


この問題を解決するためのコツは2つあります。一つはフラッシュを使わないこと。先ほど述べたように、水族館でのフラッシュ撮影は、ほぼ間違いなく粋そうにフラッシュ光が反射してしまいます。フラッシュを使わないモードに設定するようにしましょう。最近の水族館は、照明が明るいところが多いので、フラッシュ無しでも撮影できることが多くなりました。また、フジFinePix F10など高感度のデジカメを使用すれば、シャッタースピードを速くすることができ、フラッシュ無しでもきれいな写真を撮ることができます。


もう一つは、デジカメのレンズを水槽にぴったりとくっつけて撮影することです。通常、水槽から離れて撮影すると、館内の照明が映り込んでしまうことがあります。レンズを水槽にくっつけることにより、レンズには水槽の中だけ写るので、照明の映り込みを防止できるのです。一眼レフデジカメをお持ちの方は、レンズフードを付けると操作がしやすいと思います。


泳ぎの早い魚は、遠くから狙う方がいいでしょう。また、ゆっくり泳ぐ魚はできるだけ近づいて撮影すると、迫力のある写真を撮ることができます。

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July 31, 2005

第79回「フォトストレージの活用」

今回のデジカメ入門は、フォトストレージの活用方法についてです。フォトストレージというのは、デジカメで撮影した写真をハードディスクなどに保存しておくための機械です。デジカメの写真は、SDカードやコンパクトフラッシュなどのメモリーに記録されますが、このメモリーが一杯になると撮影ができなくなってしまいます。そんな時にこのフォトストレージがあると、メモリーにあるデジカメの写真をコピーすることができ、再度メモリーを撮影に使うことができます。


フォトストレージは、通常大容量のハードディスクを搭載しています。20GB(ギガバイト)から80GBのものが主流です。80GBというと、小型のパソコンよりもたくさんの写真を保存することができるというすごい物です。フォトストレージには、保存した写真を見る(ビューワ)機能がついているものとそうでないものがあります。ビューワ機能が付いたものは3万円~6万円と比較的高価ですが、ビューワ機能のないものは1万円台から買うことができます。1GBのメモリーが1万円以上しますので、コストパフォーマンスは非常にいいと言えますね。


もう一つこのフォトストレージの特徴は、パソコンと簡単に接続できるということです。前述の通り、20GB~80GBという大容量のハードディスクですので、パソコンの記憶装置としても十分に使用することができるのです。USBケーブルでパソコンと接続できる機種がほとんどです。


軽くて小さいので、持ち運びが便利で、ビューワ機能付きのものであれば、いつでも好きな写真を見ることができます。また長期の旅行などでもメモリーを何枚も持ち歩かなくても大丈夫です。20GBのフォトストレージであれば、メモリー20枚分の写真を持ち運ぶことができるのです。


下記に、主なフォトストレージをご紹介しておきます。


ビューワ機能付き

エプソン

ニコン


ビューワ機能無し

飛鳥

トランセンド

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July 23, 2005

第77回「花火の撮り方」

今回は、花火の撮影について説明します。夏と言えばやはり花火です。夏の夜空に舞い上がる美しい花火。この花火をきれいに撮影できたらとてもよいですね。でも花火の撮影は、ポイントを押さえていないと結構難しいのです。コンパクトデジカメでフラッシュを使って花火を撮影したのに、真っ暗に写ってしまった、という経験はありませんか?


花火撮影のポイントは以下の通りです。
1)フラッシュは使わない
2)シャッタースピードを遅くする
3)三脚を使う


1)フラッシュは使わない
花火の撮影にフラッシュは禁物です。フラッシュは近くの物を写す時に使うものですので、遠くに上がる花火にはまったく役に立ちません。


2)シャッタースピードを遅くする
花火をきれいに撮る一番のポイントはこれです。速いシャッタースピードでは、花火が写りません。初心者が犯すミスで一番多いのがこの点です。少なくとも5秒から10秒くらいのシャッタースピードが必要です。


3)三脚を使う
前述の通り、シャッタースピードが遅くなるために、三脚を使わないとまず手ぶれしてしまいます。必ず三脚を使うようにしましょう。


花火を撮影するには、撮影のポイントを押さえておく必要があります。打ち上げ時間よりも早く行って、写真を撮りやすい場所を確保するようにしましょう。混んでいる場所では、三脚を使えないこともありますので、この点も考慮が必要です。


絞りが設定できるデジカメであれば、F8~F11くらいにしておくのがよいでしょう。またデジタル一眼レフの場合は、シャッタースピードがバルブに設定できます。バルブに設定すると、シャッタースピードが自由に設定できます。打ち上げから、ぱっと開いたタイミングでシャッターを切ることができるので便利です。コンパクトデジカメであれば、打ち上げられたから5秒から10秒くらいでぱっと開きますので、5秒から10秒くらいにシャッタースピードを設定するのがよいと思います。


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July 17, 2005

第76回「高感度デジカメのしくみ」

今回は、高感度デジカメのしくみについて説明します。最近フジFinePix F10が大人気です。このデジカメは、超高感度のデジカメで、手ぶれを防止できるというのがセールスポイントになっています。さてこの高感度デジカメというのは、どんな意味なのでしょうか。また、なぜ高感度だと手ぶれを抑えることができるのでしょうか。この点について説明したいと思います。

まずデジカメの感度について理解しておく必要があります。以前このコーナーでもISOについて取り上げました。詳細はこちらをご覧いただきたいと思いますが、デジカメの感度はこのISOによって表されます。このISOの数値が大きいほど、感度がよくなります。感度がいいということは、多少暗いものでも写してしまうという利点があります。逆に、よけいな物まで写してしまうというデメリットもあり、画像がザラザラしてしまうということになります。超高感度の赤外線写真をご覧になったことがあると思いますが、あの画像はとても美しいとは言えませんね。あのように画面がザラザラしてしまうのが欠点です。

高感度デジカメというのは、このようにISOの値が大きい写真が撮れるという機能があるものなのです。通常のデジカメはISOが100くらいなのですが、先ほどご紹介したフジFinePix F10では、ISO1600の撮影ができます。

さて感度が高いと、なぜ手ぶれが起きないのでしょうか。写真がぶれてしまう理由には大きく2つあります。一つはシャッターを押した時にデジカメを持つ手が動いてしまうこと(いわゆる手ぶれ)。もう一つは、シャッターを押した瞬間に被写体が動いてしまうという被写体ぶれです。手ぶれ防止機能のついたデジカメは、シャッターを押した時の手ぶれを防止するものですが、被写体ぶれについては防ぐことができません。

高感度デジカメでは、この被写体ぶれもカバーすることができるのです。これは、感度が高い(ISOの値が大きい)ので、短い露光時間で写真が撮れるからです。このためシャッタースピードが速くなり、手ぶれ、被写体ぶれの両方をカバーしてくれるというのが高感度デジカメのからくりなのです。


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July 11, 2005

第75回「メモリーカードの容量と撮影枚数」

今回は、メモリーカードの容量と撮影枚数の関係についてお話します。デジカメの写真を記録するメモリーカードの種類と特徴については、以前説明しました。それぞれのメモリーカードには容量があり、その容量によって撮影(記録)できる写真の枚数がほぼ決まります。容量は、256MB(メガバイト)、512MB、1GB(ギガバイト)などといった単位で表され、数字が大きくなると記録できる写真の枚数も増えます。


先ほど、「ほぼ決まる」と言ったのには訳があります。デジカメの写真1枚の大きさは、撮影した画質モードや被写体の密度、色合いなどによっても左右されるからです。高画質モードで撮れば、写真のサイズは大きくなり、時には2~3MBの大きさにもばります。逆に標準モードで撮ると、500KB(キロバイト)など小さいサイズになります。


従って、メモリーカードの容量によって写真が何枚はいるというのは正確には言えないのです。メモリーカードの外箱などに「xx枚記録できます」などと書いてあっても、あくまでも目安としたとらえることが必要です。最近ではデジカメ画質がよくなったこともり、1枚の写真の容量が大きくなる傾向にあります。やはり撮影に出かける時は、最低でも256MB程度のメモリーカードが必要となるでしょう。また、一杯になったときのために予備のメモリーカードを持って行くようにすることをおすすめします。

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July 03, 2005

第74回「デジカメの画素数」

皆さんご存じのデジカメの画素数。基本的なことですが、画素数って何でしょうか?画素数とは、デジカメのCCDに記録できる画素の数のことで、これが多いほどきめ細かな画像を得ることができ、一般的に画質もよくなります。しかしながら最近では、普及機でも500万画素が一般的になり、画素数による画質の違いはそれほど大きくありません。

数年前には、各メーカーが画素数競争を繰り広げた時期もありました。80万画素よりも100万画素、100万画素よりも150万画素。このように、画素数をどんどん大きくして、画質のよさをアピールしようとしました。しかし、コンパクトデジカメでも500万画素、デジタル一眼レフでは800万画素程度が普通になった現在では、目くじらをたてて画素数にこだわる必要もありません。

デジカメ写真の画質が決まる要素はこの画素数の他に、レンズの性能やCCDの大きさ、色合いや画像処理のしかたなどがあります。確かに画素数は、画質をよくする要素の一つではありますが、これが大きければ画像は美しいとは限らないわけです。


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June 27, 2005

第73回「色温度」

今回は色温度について説明します。写真を撮るうえで、この色温度を理解しておくことは、とても役に立ちます。色温度とは、別に熱い寒いという意味ではなく、光が持つ色を表すのに使用される値を指します。通常はケルビン(K)という単位を用いて表します。光の種類には、いろいろなものがありますね。たとえば、太陽の光、蛍光灯や白熱灯などの照明の光。これら光源の違いによって、色温度は違ってくるのです。

昼間の太陽光がおよそ5500K前後です。また、曇りの日は6500K、蛍光灯の光は4000K、白熱灯の光は2500K程度になります。これでわかるように、このケルビンという単位は、光の明るさを表すものではなく、色合いを表すものなのです。

デジカメでは、この色温度をホワイトバランスという機能で活用しています。皆さんがお持ちのデジカメには、必ずホワイトバランスという機能がついているはずです。このホワイトバランスでは、色温度によって、デジカメで写す写真の色合いを調整できるようになっています。

例えば晴天モードに設定すると、青空の下で一番最適な色合いを出してくれます。また室内で蛍光灯の下で撮影する場合は、蛍光灯モードがあります。通常、ホワイトバランスをオートにして蛍光灯の下で撮影すると、画面が緑がかったものになってしまいますが、蛍光灯モードにすると、デジカメが自動的に最適な色合いを出してくれるものなのです。

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June 19, 2005

第72回「アジサイの撮り方」

今回はアジサイの撮影方法について説明します。梅雨時はじめじめむしむしという季節ですが、アジサイはこの時期に咲きます。青や紫、ピンクの美しいアジサイは、うっとうしい気持ちを癒してくれるような感じがしますね。

まず撮影時の天気ですが、やはり曇りの日がよいでしょう。一番いいのは、雨上がりの曇り空です。水滴が花びらに残っていて、みずみずしさを表現できます。晴天で、光がさんさんと差しているところでは、あまりアジサイの雰囲気が出ないような気がしますが、晴れている時は、木陰にあるアジサイを探しましょう。陰に咲いているものであれば、曇っている時と同じような感じを出すことができます。

構図は、一輪をアップで撮るものと、群生しているものを撮影するパターンが多いと思います。アジサイの花はボリュームがあるので、一輪の花を撮るときは、画面からあふれるくらいに大きめに写すとその感じが表現できるでしょう。背景は暗めのほうが、しっとりとした感じが出ていいと思います。群生を撮影する場合には、背景に注意します。地面が入るような構図は避けたほうが無難です。自然の中であれば木立、街中であればきれいに舗装された道路や雰囲気のある家の壁などを背景に選びます。

花(ガク)の一つをクローズアップで撮るという方法もあります。コンパクトデジカメであればマクロモード、一眼レフデジカメであればマクロレンズを使用して、花にぐっと近づいて撮影します。絞りを開いて、背景をぼかすのがポイントです。バックには、緑の葉や色の違うアジサイを入れると、画面が華やかになってとても美しい写真が撮れます。


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June 13, 2005

第71回「バラの花の撮り方」

今回はバラの花の撮影方法について説明します。バラは5~6月と9~10月の時期に咲きますが、ちょうど今春バラが見頃になっています。一口にバラと言ってもいろいろな品種があります。主な分類は、オールドローズ、モダンローズ、イングリッシュローズとなっており、さらにモダンローズは、いくつかの品種に分けられています。現在でも交配が行われており、新しい品種が出てきています。

このようにいろんな品種があり、色も様々ですので、写真の撮り方もたくさんあります。それぞれの品種や色によって違ってくるわけですね。ただ、バラの場合は豪華で大輪の花が多いので、それなりの撮影方法はあると思います。

まずバラのアップですが、やはり画面一杯になるように撮るのがよいでしょう。一輪を大きく撮影するのがコツです。複数の花を写真に入れてしまうと、それぞれの花が自己主張してしまうので、図鑑のようになってしまい中途半端です。背景をぼかすなどして、主役を引き立たせましょう。複数のバラの花を撮るとしたら、つるバラのようにアーチと一緒に撮影するのがよいでしょう。こちらは広角にして、風景写真のようにするとよいでしょう。

バラの花の色については、様々ですので、やはり露出に気をつけたいところです。白や黄色は必ずプラスに補正します。また赤系はマイナスにしましょう。特に深紅のバラはマイナス1.5から2くらいにしてもよいくらいです。


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June 05, 2005

第70回「ネットオークション出品物の撮影」

ネットオークションを利用している人は多いと思います。私もとてもお世話になっています。ネットオークションで落札するだけの人も多いようですが、やはり一度は出品してみたいものです。今日は、ネットオークションに出品するための写真を、きれいに簡単に撮る方法です。

ネットオークションで高い値で落札してもらうためには、商品をきれいに撮影することがポイントのひとつと言われています。同じ商品が出品されていても、人情としてきれいに撮影されている方を選びますね。やはり出品する商品はきれいに撮影したいものです。
ネットオークション用写真をきれいに撮るためのポイントは3つあります。
1)照明
2)背景
3)撮影の角度

1)照明
通常ネットオークションの出品物は室内で撮影するので、やはり照明が第一のポイントです。できればフラッシュを使わないで、撮影用のライトを使用したいものです。何も高いものを使う必要はなく、6,000円程度のものが売っています。下記のリンクで商品を紹介しています。
撮影用ライト

2)背景
出品物の背景も非常に重要です。最近では、撮影用のミニスタジオも5,000円程度で販売されているので、興味のある方は下記のリンクをご覧になってください。このミニスタジオを使うと、フラッシュが商品全体に当たって陰の無いきれいな写真を撮ることができます。
撮影用ミニスタジオ

3)撮影の角度
同じ商品を撮影するにも、きれいに撮る角度というものがあります。真正面から写すよりも、少し斜め前から写すのがよいでしょう。また、上から見下ろすように撮るのではなく、商品と同じ高さにデジカメをセットして撮影するのがよいでしょう。

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May 29, 2005

第69回「メモリーの種類と特徴」

デジカメで写真を撮る場合、ほとんどの場合は、メモリーが必要です。正確に言うと、写真を保存するためにはメモリーが必須ということになります。メモリー無しでも撮影して、その場で写真を見ることはできるからです。ここがフィルムカメラとの大きな違いでしょう。とはいえ、通常デジタル写真は保存したいものですね。今回はメモリーの種類と特徴について見てみます。

メモリーのうち、現在主に使われているのは、SDカード、コンパクトフラッシュ、XDピクチャーカードの3種類です。他にもメモリースティックやスマートメディアが使われていましたが、最近はほとんど使われなくなってしまいました。

使用できるメモリーはデジカメの機種によって決まります。例えばキヤノンのEOS KISS デジタルNはコンパクトフラッシュ、パナソニックDMC-FX7はSDカードというふうに決まっています。機種によっては、複数の種類のメモリーが使える場合もありますが、これは珍しいほうです。

SDカードの特徴は、32(縦)×24(横)×2.1(厚さ)mmというコンパクトなサイズです。切手とほぼ同じ大きさですので、持ち運びが簡単です。また、誤って画像を消してしまわないためのプロテクトスイッチという機能が付いています。コンパクトフラッシュの特徴は、カードのサイズは大きいのですが、容量のわりに安価で買えることとメーカーごとに読み出し・書き込みの速度が違うということがあります。XDピクチャーカードの特徴は、超小型の記録メディアにもかかわらず、将来的に 8GB まで大容量、高速の書き込みと読み出し、省電力構造などがあります。

前述の通り、デジカメの機種によって使えるメモリーが決まってしまうので、メモリーにこだわってデジカメを選ぶということはあまり意味がありません。それよりもメモリーの特徴を生かした撮影をするほうが合理的と言えるでしょう。

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May 22, 2005

第68回「風が強い日の撮影」

天気シリーズの4回目。今日は風が強い日の撮影についてです。写真を撮る際に、天候の中で最もやっかいなのは風の強い日です。雨はまだ傘や布などで防ぐことができますが、風による被写体ぶれは防ぐことができないからです。でも撮影ができないかというと、そんなことはありません。今回は風の日の撮影のコツをお伝えします。

まず被写体です。花を撮る時は、風による被写体ぶれに注意してください。風がやんだ時を待って、シャッターを切ります。なかなか風がやまない時は、指で枝や茎をつまみ、固定させて撮影するとよいでしょう。このときは、片手がふさがってっしまうので、三脚は必須となります。

いっそその強い風を利用してしまうという手もあります。風を作品に表現するのです。花や枝が揺れているところを狙って撮影します。群生している花やたくさん花のついた枝を被写体にすると、迫力のある画像になったりします。このときのコツとしては、動かないものを一緒に撮影することです。この静と動の組み合わせが面白みを増すと思います。

風の強い日の注意事項として、ボディやレンズの中にホコリやゴミが入らないようにすることがあります。デジカメは精密機械ですので、ホコリやゴミが入ると故障の原因になります。特に一眼レフデジカメを使っている人は、レンズ交換の時にゴミが入らないように注意してください。


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May 16, 2005

第67回「晴れの日の撮影」

天気シリーズの3回目。今日は晴れの日の撮影についてです。晴れた日は出かけるのもうきうきするかもしれません。さらに被写体の選択肢も広がります。花を撮るような場合は、光の位置に注意しましょう。順光(自分の背中から日が当たっていること)の場合は、失敗写真は少ないのですが、被写体にボリューム感が出ません。こんな時は斜光(被写体に対して斜めに光が当たっていること)を活用すると光と陰の具合がちょうどよくなります。逆光を活用するのも手ですね。透過光を生かして、美しい花びらや葉の写真を撮ってください。

風景写真では、意外と光がじゃまになる場合があります。先ほど述べた通り、ボリューム感が出ないからです。山や建物を撮る場合には、やはり斜光を活用するのがいいと思います。また光と陰のギャップを表現するのもおもしろいですね。どこか集中的に光りが当たっているのであれば、スポットライトのような効果がねらえます。また陰を写真のアクセントに使うこともできます。逆光で撮影して、被写体をシルエットにするなんていうのもOKです。

ポートレートは何と言っても逆光撮影が一番です。顔に陰ができませんし、髪の毛が金色に輝いて、美しく撮れます。注意したいのは、顔が黒く写ってしまうので、フラッシュを用いて日中シンクロ撮影にするか、レフ板を使って顔に光を当てることです。

晴れている時は、シャッタースピードも速めになりますので、出かける時には三脚無しでもOKでしょう。気軽に出かけられるというメリットがあっていいですね。さあ、気候のよいこの時期にどんどん出かけましょう。


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May 09, 2005

第66回曇りの日の撮影

前回、雨の日の撮影についてお話しましたが、今回は曇りの日の撮影についてです。雨の日同様、曇っていると、外出が億劫になります。やはり写真は晴れた日に、なんて思っている人が多いと思いますが、曇りの日でも、探せば被写体は多いものです。

まず花の撮影。晴れている日は鮮やかな花の色がさえるので、撮影に向いているのは間違いありません。しかし、落ち着いた花の姿を取りたい時は、実は曇っている日の方がよいのです。何といっても、直射日光が当たらないので、間接照明のような雰囲気のある写真が撮れます。桜の撮影は、曇りの日に限るというプロカメラマンもいるほどです。

続いて風景写真。何回も行っている通り、曇り空を背景などに入れるのは、おすすめしません。ただし、意図をもってもの悲しさやうら寂しさなどを表現したい場合、例えば、一本の枯れ木を撮って、曇り空をバックにするなんていうのは絵になりますね。

人の撮影では、顔に当たる光の量が少なくなるため、フラッシュなどで調整するとよいでしょう。でも曇りの時は、顔に陰ができない分、雰囲気のあるポートレートが撮れるといえるでしょう。

曇りの日は、当然ですが光量が少ないため、シャッタースピードが遅くなります。従って、手ぶれ防止には、三脚の使用をおすすめします。

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May 02, 2005

第65回「雨の日の撮影」

今回は雨の日の撮影についてお話します。雨が降ると、写真を撮りに出かけるのも億劫になりがちです。私自身もあまり出かけることはありません。しかし、これから梅雨の季節を迎えるにあたり、雨の日の撮影についても理解をしておくと便利だと思います。

まず、被写体選びですが、雨の日は探すのが大変かもしれません。空を写すのはおもしろくないし、雨粒を撮ってもいまいち。こんな時は、思い切って人を撮ってみましょう。雨の街に咲く、傘の花なんていうテーマで撮影するとおもしろいかもしれませんよ。あとは、雨に濡れた木や道路なども被写体としてはおもしろいかもしれません。

次に雨の日の注意事項です。デジカメは電子機器ですので、雨には弱いのです。最近は防水型のデジカメも出始めていますが、基本的には雨には当てないということを理解しておいてください。やはり傘などで覆って濡れないように細心の注意をしてください。デジカメを布などでくるんで撮影するのも一つの手です。

意外と楽しみなのが、雨上がりの撮影です。雲間から薄日が差してきたりしたら、すごいシャッターチャンスです。スポットライトに照らされたような被写体を探しましょう。山や花、何でも結構です。水玉のついた花びらも非常にフォトジェニックな被写体になります。ひょっとしたら、空には虹が出ているかもしれません。こうなったら、もう最高の撮影シーンを迎えます。ぜひ撮っておきましょう。雨の日もでかけてデジカメ写真を撮ると、こんないいことがあるかもしれません。


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April 24, 2005

第64回「レリーズタイムラグ」

今回はデジカメのレリーズタイムラグについて説明します。レリーズタイムラグとは、デジカメでシャッターを押してから、実際に撮影されるまでの時間差のことを言います。デジカメって、シャッターを押したらすぐに写真が撮れるのでは?と思っている人も多いと思います。しかし実際には、シャッターを押してから撮影されるまでには、若干の時間差があるのです。

時間差といっても1/10秒単位のものなので、通常、風景写真などを撮っている場合には、気にならないものです。しかし子供やペット、乗り物など動きのある被写体を撮影する時には、このレリーズタイムラグを理解しておく必要があります。ここぞと狙ったシャッターチャンスをずらしてしまうこともよくある話です。

このレリーズタイムラグを100%克服することは、残念ながら現在のデジカメではできません。しかし、極小化するための方法はいくつかあります。以下の3つの方法を参照してください。

1)レリーズタイムラグの短いデジカメを選ぶ
これはとてもシンプルな方法です。できるだけレリーズタイムラグの短いデジカメを選択する方法です。レリーズタイムラグが短いことを売りにしているデジカメもあります。例えば、リコーCAPLIO R2はシャッター半押しの状態から最速約0.003秒のレリーズタイムラグを売りにしています。

2)液晶モニターを使わない
液晶モニターを見ながら撮影すると、実際の被写体の動きがさらに遅れて表示されます。動きのある被写体を撮影する場合は、液晶モニターではなく、ファインダーを使うほうがよいでしょう。

3)連写機能を使う
デジタル一眼レフなどに搭載されている、連写機能を使ってたくさん写真を撮ると、そのうちの何枚かは、ぴったりのタイミングになることが多いです。これはおすすめです。最近では、コンパクトデジカメにも連写機能があるものがありますので、お試しください。

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April 18, 2005

第63回「単焦点レンズ」

今回もレンズについての説明です。単焦点レンズについてお話したいと思います。単焦点レンズとは、レンズの焦点距離が、一定のものを言います。35ミリ~100ミリなどのズーム機能が付いているのではなく、50ミリや100ミリというふうに焦点距離が固定されているものです。

普通に考えると、皆さんはズームレンズのほうがいいと思うかもしれませんね。レンズ一本で35ミリから100ミリまで好きな焦点距離が選べるからです。しかしこのズームレンズにも欠点があるのです。それは、レンズが暗いということです。レンズが暗いという意味は、F値が大きいということです。

一般的にレンズの性能はこのF値で示します。F値が小さいほど、明るくて解像度のよい高性能のレンズなのです。つまり、値段も高くなります。例えば85ミリの焦点距離をカバーするレンズが欲しいと思った場合、85ミリの単焦点レンズか、85ミリをカバーするズームレンズのいずれかを選ぶことになります。

キヤノンの場合、EF55-200mm F4.5-5.6II USMというズームレンズは3万円ちょっとで買うことができますが、EF85mm F1.2L USMという単焦点レンズは16万円近くします。前者はF値が4.5に対して、後者は1.8と非常に明るくなっています。プロやはいアマチュアの方は、このような単焦点レンズをたくさん持っていて、状況に応じて使い分けているのです。

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April 11, 2005

第62回「デジタル一眼レフのレンズの種類」

今回は、デジタル一眼レフのレンズの種類について説明します。最近は、コンパクトデジカメから、デジタル一眼レフに切り替える人が増えています。特に風景写真など、美しい写真を撮りたい人にとっては、デジタル一眼レフは必須と言えるでしょう。コンパクトデジカメとデジタル一眼レフの一番の違いは、レンズ交換ができるということです。つまり、様々な状況に応じたレンズを使うことができるということです。

デジタル一眼レフのレンズには大きく分けて以下の4つがあります。
1)広角レンズ
2)標準レンズ
3)望遠レンズ
4)マクロレンズ

1)広角レンズ
レンズの焦点距離が20ミリ~50ミリ程度のレンズを言います。広い風景全体を写したり、被写体に思いっきり近づいて変わった写真を撮るような場合に使います。

2)標準レンズ
焦点距離が35ミリ~100ミリ程度のレンズを言います。一般的なスナップや人の撮影などに用います。キットに付いてくるレンズはこのたぐいです。

3)望遠レンズ
焦点距離が100ミリ以上のレンズを言います。400ミリを超えると超望遠レンズとなります。遠くのものを引き寄せて、大きく撮りたい時に使います。

4)マクロレンズ
接写用のレンズです。花や昆虫などをアップにして撮影するときに使います。焦点距離は50ミリ、90ミリ、100ミリなどがあります。ズーム機能は付いていないことが多いです。


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April 04, 2005

第61回「前ボケと後ボケ」

今回は、前ボケと後ボケについて説明します。ボケについては、デジカメ入門の第16回で説明した通りですが、再度復習しておきましょう。ボケとは、わざとピントをはずして背景をぼかすことを言います。これは主役となる被写体を際だたせるという役目があり、写真においては基本的な技術です。ピンぼけというのは、意図しないで起きたピントのずれですので、これと間違えないように注意してください。

さて、前ボケと後ボケについてですが、花の撮影では特に有効なテクニックです。まず前ボケというのは、メインの被写体よりも手前にある物をぼかすということです。これにより、画面全体がソフトに仕上がり、フィルターをかけたような仕上がりになります。サンプル画像がデジタル写真館ギャラリー「薫風・新緑」にありますので、こちらをご覧ください。前ボケのサンプル画像

一方、後ボケというのは、被写体の後ろにある背景をぼかす方法です。これにより、被写体がくっきりと浮かび上がり、主役が引き立つという効果があります。サンプル画像がデジタル写真館ギャラリー「花・春」にありますので、こちらをご覧ください。後ボケのサンプル画像

冒頭にも書きましたが、ボケの活用は非常に基本的なテクニックです。従来一眼レフカメラでないと難しいとされていたボケの撮影ですが、最近のコンパクトデジカメでも比較的簡単に行うことができます。特にマクロモードなどで被写体に近づくと、ボケを作ることができます。ぜひお試しください。

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March 26, 2005

第60回「露出」

今回は、露出についてお話しします。露出とは、露光量のことです。デジカメはCCD(フィルムカメラならばフィルム)などの画像素子に光をあてて撮影するので、光の量によって画像が明るくなったり、暗くなったりします。

通常のデジカメには、この露出を自動で合わせる機能がついていますが、この露出が適正なものかどうかはわかりません。以前、露出補正のところで説明した通り、デジカメは「グレーに近い色に写す」という特性があるので、自動露出で撮影すると、白い被写体も黒い被写体もともにグレーに近い色になってしまいます。従って、この色を明るくしたり暗くしたりすることが露出補正でしたね。

この光の量が多すぎると、写真が全体的に白っぽくなってしまいます。これは露出オーバーと呼びます。逆に、光の量が少なすぎると黒っぽい写真になってしまいます。これは露出アンダーと言います。被写体が持つ線や輪郭などが見えなくなってしまうので、これらは、いずれも失敗写真の代表のように言われています。一番よい光の量(適正露出)で撮影するのがよいとされるわけです。

しかし、適正露出というのは、被写体によっても違いますし、カメラマンの意図によっても異なります。撮影する人が明るめに表現したい場合は、多少の露出オーバーでもよいわけです。うらさびしい感じを出そうとする場合は、露出アンダー気味のほうが雰囲気が出ます。露出は、カメラの撮影で最も難しいとされていますが、これを理解すると写真の幅も広がってデジカメがもっとおもしろくなります。


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March 20, 2005

第59回「花を撮影するアングル」

今回は花を撮影するアングルについて考えてみましょう。普段何気なく撮影していると気づきませんが、シチュエーションや撮影意図によって、撮影すべきアングルが変わってくるのです。花を撮影するアングルには3つあります。1)ハイアングル、2)アイレベル、3)ローアングルです。

まずハイアングルです。これは、花を見下ろすようにして撮影する角度です。通常、花の高さは我々の目の位置よりも低いため、このアングルで撮影することが多いのではないでしょうか。特に意識していないと、このアングルでの撮影となります。このアングルでは、見たままの写真が撮れるということになります。ちょっと面白みのない写真になってしまうおそれがありますので、アップにして撮ったり、いろいろな色の花を組み合わせるなどの工夫をするとよいでしょう。また、土などが写り込まないようにすることも重要です。茶色の土は結構、興ざめです。

アイレベルは、花と同じ高さの視線から撮影するものです。アイレベルの写真は、本当に花が主役という感じで写りますので、私はこの角度から撮影することが多いですね。でも背の低い花を撮る時は、膝をつくなどして撮らないといけません。この場合、片膝をつき、安定した体勢で撮るようにしてください。両足をつくと不安定になり、ぶれの原因となります。

最後にローアングルです。これは、花を見上げるようにして撮影するものです。普段は見慣れない角度ですので、見る人に新鮮な感覚を与えます。ちょっと驚き感を出したいという場合に使ってみるとよいでしょう。またローアングルでアップにすると、とても迫力のある写真が撮れます。気を付けなければいけないので、空が背景に入ることです。曇り空は避けた方がよいでしょう。晴天の場合も、露出に気を付けて、背景が明るい場合はプラスに補正するようにするときれいに仕上がります。

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March 13, 2005

第58回「桜の花の撮り方」

今回は桜の花の撮影の仕方について説明します。もうすぐ桜が咲く季節を迎えます。この季節をとても好きな人が多いのではないでしょうか?私もそうです。3月になって、少しでも暖かい日が来るととてもうきうきしてきてしまいます。桜の花を撮る時のコツをいくつかあげたいと思います。

桜の花全体を撮る時は、青空をバックにするようにしましょう。曇り空をバックにすると、きれいな絵になりません。また、華麗に咲いている桜を見ると、つい手当たり次第にシャッターを押してしまいがちです。しかしたくさん咲いている桜を撮ってしまうと、何かごちゃごちゃとした印象いなってしまい、あとで見た時にがっかりしてしまいます。ターゲットをしっかりと絞り、どの花、どの枝を撮るかということを狙ってシャッターを押しましょう。

またアップで撮影するときはコンパクトデジカメならマクロモード、一眼レフデジカメならマクロレンズを使用しましょう。桜の場合は自己主張が強いので、アップにするとひときわ存在感のある写真になります。アップにする場合も、多くの花を入れるのではなく、できれば主役を選びましょう。花の咲き具合がよく、傷などのないものを選ぶことです。主役の花は、真ん中に配置しないようにしましょう。こうするといわゆる「日の丸写真」となってしまい、変化に乏しいので、できれば、左右上下画面の3分の1程度のところにずらすと、きれいな構図の写真に仕上がります。

アップ撮影の場合は、背景についても気を付けましょう。さきほど述べたように、曇り空をバックにするのは禁物です。曇りの日は緑の葉や、色の違う花などを背景に選んでください。また、背景が枝や他の花でごちゃごちゃしそうな場合は、絞りを開いて背景がぼけるようにすると効果的です。


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March 05, 2005

第57回「梅の花の撮り方」

今回は梅の花の撮影の仕方について説明します。今ちょうど季節を迎えている梅の花。満開になっているところもあるようですね。この梅の花をデジカメで撮りたいと言う人も多いことでしょう。梅の花を撮る時のコツをいくつかあげたいと思います。

まず晴れて天気のよい日は、梅の木全体を写して背景に青空を入れるのがよいでしょう。当然PLフィルターを使ってコントラストを高めましょう。撮影するのは、できるだけ花が多く、枝振りの立派な木を選ぶことです。枝垂れ梅などは最高だと思います。

晴れた日は逆光でも撮影できます。一輪の花をアップにして、透過光で撮ってみましょう。ピントはしべに合わせます。黄色いしべというのは、なかなか可憐ですよ。

順光で撮影するときは、白梅と紅梅では、露出補正が異なるので、注意が必要です。まず白梅は、プラス0.7くらいがよいでしょう。逆光の場合は、思い切ってプラス1-1.3位にしましょう。逆に、紅梅は補正0-マイナス0.3程度がしっとりした感じが出てよいでしょう。プラスにしすぎると花びらが、てかってしまうので注意です。

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February 26, 2005

第56回「木の撮り方」

今回は木の撮影の仕方について説明します。私が好きな木の被写体は、苔むした大木です。苔の緑を強調して撮影するのが好きです。大木の場合は、迫力を出すことがポイントです。例えば背の高い木であれば、下から見上げるように撮影するととても迫力が出ます。

下から見上げて撮影する際に気を付ける点は、まず曇り空は入れないことです。木も曇り空も暗めに写りますので、あまり映えた色が出ません。逆に青空であれば、とても似合う組み合わせになるでしょう。また、見上げる撮影をするのには、新緑の緑がとても合います。秋の紅葉は、いまひとつ見上げるアングルには合いません。

今の季節なら、雪の積もった枝などはとても風情があります。白と黒の組み合わせで、まるで水墨画のような雰囲気が出るでしょう。この場合、あまり天気がよい日よりも、曇っているほうがいいと思います。雪の上がった直後などがよいでしょう。この場合、白と黒のコントラストが強くなりますので、露出補正には注意が必要です。

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February 19, 2005

第55回「雲の撮り方」

今回は雲の撮影の仕方について説明したいと思います。実は雲も被写体としてはおもしろい物です。特に私が好きなのは、青空と白い空のコントラストです。こんな空と雲は、やはりPLフィルターを使って撮影したいですね。このPLフィルターは、空気中のちりやほこりを除去してくれるので、青い空と白い雲をくっきりと撮影するうことができます。

また、雲がおもしろいのは、次から次へとどんどん姿・形を変えてゆくところにあります。雲の形がユニークになったところがシャッターチャンスです。すかさず写真を撮っておきましょう。もう少し、もう少し、なんて待っていると、その瞬間をとらえることはできません。デジカメですから、フィルムのことを気にする必要もありませんので、とにかくシャッターを押してしまいましょう。

また逆光で、太陽が隠れた雲を撮るのもおもしろいものです。雲がシャドウになり、黒く写りますが、太陽と空は明るく写ります。この明と暗のコントラストがまた美しいではありませんか。

冬の雲はどんよりとしていて、あまり被写体に向いているとは言えませんが、暗く、うらさびしい表現をしたいという場合は別です。冷たさや寂しさなどを表現したいとき、どんよりとした雲も被写体となります。

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February 13, 2005

第54回「流し撮りのしかた」

今回は流し撮りの仕方について説明します。よく、走っている車やバイクを撮影した写真で、背景が流れるようになっているものがありますね。これを流し撮りと言います。レースなどの撮影によく用いられており、車やバイクのスピード感を表現するのには効果的です。

さてこの流し撮りですが、難しそうに見えるかもしれませんが、そんなにおそれることはありません。失敗は成功の元です!まずやってみましょう。デジカメですから、フィルムを気にする必要もありません。構える時は、脇をしっかり締めるようにしましょう。腕と肩には力を入れないようにします。そうです。野球やゴルフをやるような感覚と同じです。きっちりと脇をしめるけど、よけいなところには力を入れない、これが鉄則です。

重要なことは動く被写体のスピードにしっかりと合わせてカメラを左右に動かすことです。左から右へ車が走っている場合は、その車のスピードと同じ速さでカメラを左から右へ動かします。そして正面に来た時にシャッターを押します。

シャッタースピードは、速すぎず遅すぎず。あまり速いと背景が流れるように写りません。また遅すぎると手ぶれになってしまい、被写体もぶれてしまう可能性があります。だいたい1/30秒から1/50秒あたりがよいと思います。

車やバイクに限らず、動物にも応用できます。ペットの犬や猫が走っている写真や、鳥が飛んでいる写真を撮る時にもこの流し撮りは使える技法です。チャレンジしてみてください。

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February 05, 2005

第53回「望遠ズームの活用」

今回は効果的な望遠ズームの使い方について説明します。望遠ズームとは、焦点距離が80ミリから300ミリ程度のレンズでズーム機能がついているもののことを言います。望遠ズームは、通常遠くのものを大きくとらえる時などに利用しますが、使い方によって、写せる写真もかなり違ってきます。

望遠ズームのおもしろい機能として、圧縮効果というものがあります。圧縮効果とは、近くの物と遠くの物が非常に近づいて見えることをいいます。例えば東京からビルを撮影したとします。その背景に富士山があったとします。望遠ズームでこの2つの被写体を撮影すると、実際には何十キロも離れているにもかかわらず、すぐ近くにあるかのように写ります。これは望遠ズームレンズのなせる技です。デジタル写真館・ギャラリー「横浜」にも2枚ほどこの圧縮効果を活用した写真があるので、どれか探してみてください。

また、望遠ズームを使う際の注意事項をいくつかお話します。まずズームレンズを使うということは、ピンポイントの撮影をするということです。つまりあれこれといろいろな物を入れるのではなく、「これを写したい」というポイントに絞って画面に入れることが重要です。写真は引き算である、という言葉があるように、あれもこれも写すのではなく、いかによけいな物を写さないか、ということがポイントです。

またもう一つは、手ぶれに注意するということです。望遠ズームで被写体を画面いっぱいにとらえると、どうしても手ぶれが起こってしまいます。通常、シャッタースピードは、レンズの焦点距離以上にするという定説があります。つまり200ミリの望遠レンズを使う場合は、最低でも1/200秒のシャッタースピードを確保する必要があるということです。必ずしもこの数字が正しいとは言えませんが、ひとつの目安として覚えておくとよいでしょう。

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January 29, 2005

第52回「パンフォーカスについて」

今回はパンフォーカスについて説明します。パンフォーカスとは、近くから遠くまで広い範囲にピントが合っている状態を言います。実際には、ピントが合っているのは1点だけなのですが、絞りを絞ることによって、被写界深度が広くなり、近くから遠くまでピントが合っているように見えるのです。被写界深度というのは、写真を見た時にピントが合っているように見える範囲のことを言います。パンフォーカスの場合は、この被写界深度が大きい訳ですね。

パンフォーカスは、山や野原などを撮影する風景写真で、画面全体にピントを合わせる必要がある場合などに使用します。一般的に広角レンズを使う場合や絞りを絞った場合に、近くから遠くまでピントが合います。つまりパンフォーカスになるということです。

さて、このパンフォーカスで風景写真を撮る場合のコツについて説明します。ピントの合わせ方にポイントがあります。全体にピントが合うのだから、どこに合わせてもいいんじゃないの?という感じがしますが、実際にきれいな写真に仕上げるためには、画面全体の手前1/3程度の位置にピントを合わせることがコツなのです。言い換えると、一番重要な被写体を、画面全体の下から1/3の位置に置くということなのです。

もう一つのポイントは、絞りを大きめにして画面全体をシャープに写すことです。さきほど述べたように、絞りを絞る(大きくする)すればするほど被写界深度が広くなるので、画面全体にピントが合ったように見えるのです。しかし、あまり極端に絞りすぎると、デジカメの場合は画質が低下するおそれがありますので、F8~11程度にするのがよいでしょう。

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January 22, 2005

第51回「Exifについて」

第51回「Exifについて」

今回はデジカメ特有のExifについて説明します。ExifとはExchangeable Image File Formatの略で、 画像ファイルを記録するためのフォーマットのことを言います。デジカメの画像は、パソコンなどで扱うことのできる電子データですから、規定のフォーマットがあります。世界で販売されているとんどのデジタルカメラは、このフォーマットの画像を使っています。

Exifは、画像ファイルだけではなく、その中に撮影情報を記録できます。たとえば、撮影された日時やデジカメの機種名、レンズの焦点距離、シャッタースピード、絞り値、露出補正といった撮影に関する情報、画素数などの情報を記録することができます。このメルマガのカバーフォトでも、毎回撮影データをご紹介していますが、これらはすべてこのExifの情報から取得しているのです。

このExif 情報は、デジカメに付属してくる画像処理ソフトで見ることができます。詳しくは機種によって違いますので、操作説明書などをご覧ください。

もう一つのExifの特徴としては、ひとつの画像ファイルの中に元の画像データとその画像のサムネイルが入っている点です。サムネイルというのは、元の画像のデータの縮小版で、画像ファイルの一覧を素早く表示させるために用いられます。このサムネイルのサイズは、160×120画素と決まっています。ちなみにサムネイルとは親指の爪という意味になります。

このExif 情報、デジカメの上達に非常に役立ちますので、ぜひ解析するようにしてください。特にシャッタースピード、絞り値、露出補正は記録として残しておき、きちんと見るようにすることをおすすめします。

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